ブランクを経てリスタート

再び現場に立ちたい介護職へのお役立ち情報

ブランクありの介護職にうれしい再就職準備金制度

全国一律最大40万円が無利子で借りれて、条件さえ満たせば返済免除にもなる制度が存在します。
それが、介護職の再就職準備金制度です。
1年以上の介護職経験者であれば、何年ブランクがあっても内定後に申請ができ翌月には振込されています。
出産、妊娠でやむをえず退職してしまった場合でも、就活時にこれを知っておくとかかった費用分の穴埋めができる介護職従事者にはうれしい制度です。

対象者は、介護福祉士の資格を持っている方など特定の資格保有者も対象となります。
制度はあくまで貸付という扱いで、返済義務が発生します。
そのため、再就職準備金制度の申込時には、保証人が必要です。
印鑑登録証明書を添付する必要がありますので、必要な書類や申請の仕方は最寄りの社会福祉センターへ問合せて新しい情報を入手しましょう。
返済義務は入金された翌月から始まります。
しかし、返済義務猶予申請をすれば返済を2年間保留する事ができるのです。
さらに、新しい勤務先で2年以上勤務すると、この返済は免除されます。

コロナ禍における介護職の離職率を下げるために、全国一斉に一律40万円を貸付する事になったこの制度。
一番の問題は、この制度がコロナ前まではほとんど使われていなかったと言うことです。
2018年には年間600人にしか満たない申請しかなかったのですが、この制度を利用して介護職復帰を目指してもらうために、金額を引き上げ返済免除の条件も変更されました。
ブランクのある介護職の方が再就職をしようと検討中なら、こうした制度を利用しない手はありません。
この制度の申請者がどのように推移するか注目です。

介護職がうまく現場復帰するポイント

あまり経験を積まないままやむを得ず介護職を退職し、ブランクができてしまったけど再び介護職の仕事に就きたい、実はこういった人は少なくありません。
介護職は、今や求人情報誌に必ずといっていいほど掲載されている募集件数の多い職種です。
「介護の知識と経験が浅いけれど、介護職に復帰したい」そう考える人がうまくいくためには、スキルアップをおすすめします。
また、将来は介護の資格をとりたい意欲を面接時に伝えるのもいいでしょう。

介護職の初心者は、ブランクがある場合だと再就職が希望通りにいかないこともあるでしょう。
身体介護が必要な職場では、体力的に辛さを感じることもあり得ます。
無理をしてでも今持っている資格でなんとかしようとするよりも、介護職が活躍できる現場はいろいろあります。
たとえば、医療器具メーカーで介護職が活躍できる場もあるのです。
もし介護職が初心者でブランクがある再就職なら、迷わず介護職に関する別の資格取得も視野にいれてください。
今すぐ希望職種につけなくても、経験を積み資格を取ることで将来的にはキャリアアップも不可能ではありません。

介護の資格は、介護職員初任者研修という1か月ほどで取得できるものもあれば、ケアマネージャーなど専門性の高いものもあります。
介護事務という資格もあります。
ブランクがあるのは悪いことではないですが、辞めた理由によっては自分のスキルアップを行ってから再就職することで自信もつきます。
中には職業訓練のように無料で講座を開く自治体などもあるため、最寄りの福祉センターやハローワークで相談をするのもよいでしょう。
ブランクがある介護職への参考サイト:「http://after-the-blank.com